転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > 転職活動 基本の「き」 > 営業を募集!異業種経験買います
営業職を募集している企業の採用担当者が、異業界での営業経験者4人の職務経歴書をチェック。採用担当者は、どんな経験・スキルに注目し、「うちの業界でも活かせる」と判断したのだろうか? |
2008年9月15日
|
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
(株)ラストリゾート 野澤氏 <会社概要>海外生活のサポート事業。留学・ホームステイ・ワーキングホリデー・インターンシップ・ロングステイ・永住など、海外生活体験プログラムの開発および販売を行う。広告への反響に対応する、内勤のカウンセリング営業を募集
営業実績のアピールが、やはり最初に目に留まります。成果を挙げていたようで期待できますが、売上高・契約件数・対前年比など「数値」では記されていないので、面接で確認したいですね。
これまでの経験を活かしつつ、新しいサービスを展開する企業にオープニングスタッフとして飛び込んだ経験は評価できます。当社もベンチャー企業なので、新しいことにチャレンジ精神を持って臨める人材は大歓迎ですから。ただし、なぜ「派遣」だったのかは気になるところ。「積極的に選んだ」のか「とりあえず」で選んだのか…。前者であれば評価はプラスです。
海外留学・ホームステイといった無形商品を扱っていると、どうしても予測不能な事態が起き、クレームが発生することもあります。そうした場面で、冷静かつ適切な対応能力が活きそうです。 Hさんが対応されてきた「ヘビークレーム」とは、どんな内容・レベルのものだったのかを、面接で聞いてみたいと思います。
当社のお客様は女性が多いので、幅広い年齢層の女性とコミュニケーションを取ってきたスキルは活かせますね。また、当社のスタッフも約8割が女性。女性の気持ちをつかんでモチベーションを高められるリーダーは、ぜひほしい人材といえます。 |
(株)クラブネッツ 関氏 <会社概要>飲食店や美容院などさまざまなシーンで利用できる全国共通ポイントカードシステムを販売・運用・管理。全国の企業に対し、自社ビジネスモデルとの提携を提案する「法人営業」、提携先の事業立ち上げ・運営を支援する「推進営業」を募集
保険の営業というと、熱意や粘り強さも大切ですが、強引すぎるアプローチは逆に不信感を与えてしまうという、押し引きのさじ加減が難しい営業だと思います。それを5年以上続け、独立にも至っているなら、優れたバランス感覚をお持ちなのではないかと想像できます。3年間、代理店として独立していらしたことから、「経営」のセンスも身についているのでは。当社の営業は、提携先の経営者とのお付き合いすることになりますので、経営感覚を持って対話ができるのはプラス評価できます。
当社のポイントカード、あるいはモバイルを活用した販促などの商品は、今後も新しい発想を取り入れつつ、日々進化させていきます。その度に新しいマニュアルやバックヤード体制の構築も必要になります。大手企業でマニュアルに従って業務を行うことに慣れた人よりも、新規プロジェクトに手探り状態で取り組んだことがある人を歓迎します。
クレーム対応の経験が豊富のようなので、相手の意図や気持ちを汲み取って対応する力があると思われます。当社でも、パートナー企業と信頼関係を築いて、太いパイプを結んでいく活動が重要なので、この能力は活かせるはずです。 |
クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン(株) 今野氏 <会社概要>世界的なヘルスケア・アウトソーシング・カンパニー。イノベックス事業本部は、医療機関に対して医薬品の情報を提供するMR(医薬情報担当者)のアウトソーシング業務を担当。製薬会社のパートナーとして活動するMRを募集
保険業界といえば、非常に競争が激しいですよね。5年も身を置き、代理店として独立もしていたということで、差別化の工夫をされていたことが想像できます。顧客と長く付き合い、おそらく紹介を受けての営業も多かったでしょう。そうした人脈構築力は、MRの仕事でも活かせます。MRも、医師はもちろん、卸し会社や他社のMRとコミュニケーションを取り、情報源を増やす活動が大切ですから。
金融業界は、商品知識など、常に勉強が必要だと思います。実際、Hさんも多数の資格を取られているようです。MRも、医師と対話できるだけの専門知識を磨くため、継続的な勉強が必要です。仕事が忙しい中、どのように勉強する時間を確保していたのか、面接で聞いてみたい。それができていれば高く評価します。
集団(コールセンター)の中に入っていき、短時間のうちに場になじんで人間関係を構築し、リーダーシップを発揮する。それは難しいことだと思うので、どんなコミュニケーションの取り方をしていたのか、興味があります。
MRの場合、クレームに対応するような場面はほとんどありませんが、「相手の話をきちんと聞き、さまざまな気持ちを受け止める」という姿勢は十分に活かせると思います。 |
|
||
|
|||
|
|||
|
|||
|
これまでの経験内容と目指す企業の「共通性」を探す |
業界や商材は異なっていても、何らかの共通性がある分野に注目しよう。商品特性(有形−無形、低額−高額、短期サイクル−長期サイクルなど)、ターゲット顧客層、販売ルート、活動スタイル、連携・協力する相手など、さまざまな角度から共通点を探ることで、自分の経験が活かせる営業職が見つかる。応募書類や面接でも、その共通性をアピール材料として活用しよう。 |
営業力は数字で、コミュニケーション力はエピソードで伝える |
前職の営業で挙げた成果は、売り上げ額や顧客獲得件数など、明確な数字で伝える。ただし、異業界の人には、その業績がどれくらいのレベルなのかの相場がわからない。順位や目標達成率など、全体の中での位置付けがわかるように伝えたい。 また「コミュニケーション力があります」「信頼関係の構築が得意です」というだけでは伝わらない。面接までに、具体的なエピソードを用意しておこう。 |
関連する求人を探す |
業界未経験OKの営業職 |
|