経営企画・投資ファンドマネージャー・ITコンサルタント・監査スペシャリストこんな時代に人事が欲しがる

年収1000万円超プレイヤーの自己投資術

不景気だから年収が下がるのは当たり前、と思ってはいませんか? 世の中には、こんな時代でも年収が上がり続ける「不況知らずの敏腕ビジネスパーソン」が存在します。では、どうやったらそんな人物になれるのでしょうか。この特集では、「年収1000万円超ビジネスパーソン」4人の「自己投資術」を紹介します。

[CASE.1] ITコンサルタント/斉藤隆さん(41歳、仮名)

年収
1200万円
●ヘッドハンティング経験/あり(昨年1300万円で外資系メーカーよりオファー) ●最終学歴/大学卒(理系) ●家族構成/妻。子どもなし ●転職経験/1回●プロフィール/大学卒業後、メーカーに就職。生産管理の部署でSEになる。その後、33歳のとき、シンクタンクにITコンサルタントとして就職。現在は業務システムのパッケージソフト企画営業に携わっている。

1000万円プレイヤー!斉藤さんの自己投資術はこれだ!

1

[読書]図書館でビジネス書を「タイトル借り」

斉藤さんの本棚は自己啓発本であふれている

自己啓発系のビジネス書を中心に、大量に乱読します。実は図書館をよく利用するんです。CDの「ジャケ買い」みたいな感じで、ビジネス書の「タイトル借り」をし、気になる箇所だけ拾い読みをします。それで心に残ったものだけ、保存用にネットで購入します。スキルアップのために特に役に立った本は、ハイラム・W・スミス著『TQ 心の安らぎを発見する時間管理の研究』、ジェフリー・ギトマー著『人脈の赤本』、マリア・ニームス著『お金に好かれる人 嫌われる人』の3冊。おススメです。

2

[移動時間]通勤はグリーン車を利用

神奈川の自宅から湘南新宿ラインを利用し、都内に通勤しています。乗車時間はちょうど1時間。その時間を有効活用するために、行き帰りともにグリーン車に乗車しています。片道750円ほど余分にかかりますが、コーヒーも飲めるし席もゆったりしているため、車内を書斎代わりに利用できるのでいいですよ。その間に読書、パソコンでのメールチェック、メーリングリスト作成などをします。通勤時間以外でも、取引先への移動中などちょっとした空き時間で本が読めるように、3冊ほどビジネス書を携帯しています。

3

[資格]キャリアコンサルタントの資格を取得

労務系のシステムを扱っていることもあり、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。最初は社内の派遣社員の相談に乗っていたのですが、最近では大学でキャリアに関する講座を受け持つなど、若い人の相談も受けるようになりました。もともとSE出身のため、取引先と話をするのが苦手だったのですが、キャリアコンサルタントとしていろんな人の相談に乗るうちにコミュニケーション力もアップ、本業の営業成績も上がりました。キャリアコンサルタント同士で勉強会やセミナー、ワークショップもしています。

4

[人脈づくり]自分たちで「手作り異業種交流会」を催す

月1万円ほど会費を払い、ビジネスセミナーに参加しています。そこで異業種交流会も頻繁に催されているので、それに参加し人脈を広げることもあります。最近ではそれに飽き足らず月1回、自分たちで交流会を開くようにもなりました。最初は6名のメンバーで始め、その6人がそれぞれ「他の人に紹介したい」と思う魅力的な人を連れてくるというもの。参加条件はポジティブシンキングであるということのみ。業界、職種は問いません。これまで50回ほど開催しているのですが、今では会員が100人ほどに増えました。独立開業している人など、会社員以外の人もたくさんいて、勉強になります。

5

[副業]友人が設立したNPOの取締役に

交流会で知り合った友人が、地方都市を活性化するためのイベントを企画するNPO法人を設立しまして、そこの役員をやっています。未経験のことでしたが、深く考えずまずはやってみようと思いまして。プロジェクトを推進するノウハウは仕事で培ったものですが、こちらは趣味。仕事とはまた違った面白さがあるし、楽しみながらスキルが磨けます。新たな発見も多いので、ここで気づいたことをさらに仕事に活かしています。

6

[趣味]社会人になってからロックバンドを結成

社会人になってからロックバンドを結成しました。担当はドラム。最初は自己流だったのですが限界が見えてきたので、週に1回、会社帰りに音楽教室に通うことに。月謝は月8000円です。クラスにはテレビ局のディレクター、会社役員、主婦、フリーターとさまざまな人がいるので、新鮮です。音楽という共通の話題があるので、飲み会も盛り上がります。ここで知り合いになった人に前出の交流会に参加してもらうこともあるんですよ。

7

[旅行]年に1回の旅行は、海外クルーズ

最初は「豪華客船で旅行する人はどんな人なんだろう」と単なる興味本位だったのですが、いざ参加してみると、普段会うことのできない海外セレブと生活を共にすることができて、非常に貴重な体験を得ることができました。費用は、1週間のバルト海のクルーズで50万円ほどでしたが、一流の人たちの考え方を知るという意味で、値段以上の価値があると思います。日本人はほとんどいないので、英会話の勉強にもなりますよ。

<1000万円プレイヤーになるには>

――交流会、NPO活動と、人脈づくりに力を入れていますね。

もともと理系出身だったこともあり、人と話すのが得意ではなかったんです。でも、ITコンサルタントになって、取引先から課題を引き出すためには高いコミュニケーション能力が求められました。最初はセミナーや交流会に参加するだけでしたが、そのうち自分で交流会を催すようにもなり、毎日のように見知らぬ人と話すうちに、いつの間にかどんな人とでも臆せず話せるようになったんです。そのうち営業成績も上がってきた。これは大きな転機でした。

――時間はどのように作っているのですか?

先に予定を入れてしまいます。週のうち4日は、アフターファイブを交流会やセミナーに充てているのですが、「今日は何時までに会社を出なくてはならない」と予定があると、それに向けて仕事を効率化するようになる。毎朝、その日の「やることリスト」をつくるといいですよ。

――「やることリスト」は手帳に書いているのですか?

はい。「やること」と「やりたいこと」に分けて書き出しています。「やること」は絶対その日のうちに終わらせて、「やりたいこと」は次の日に持ち越すこともあります。毎年お正月には「今年やること」を手帳の最初のページに書き出しています。その際、昨年書いていたのにできなかったことも書き加えておきます。夢や目標って、漠然と思っているだけでは忘れてしまいますよね。可視化して常に見ることで、夢が現実に変わるんですよ。

まとめ
深く考えずに、まずはやってみる。直感で動くことで、いい出会いが生まれる

コンサルタントに限らず、時間の有効活用はビジネスパーソンにとって重要なスキル。
リクナビNEXTスカウトなら、自己投資する時間を確保しながら、効率的に転職活動を行うことができます。

[CASE.2]投資ファンドマネージャー/川田龍太郎さん(35歳、仮名)

年収
2500万円
●ヘッドハンティング経験/あり(今年3月に、メーカーの経営企画として、年収2500万円でオファー) ●最終学歴/大学院修了(理系) ●家族構成/妻。子ども1人 ●転職経験/3回 ●プロフィール/大学院卒業後、戦略系コンサルタント会社に就職。その後、メーカーの経営企画など数社を経て、現在は投資会社のファンドマネージャー。

2000万円プレイヤー!川田さんの自己投資術はこれだ!

1

[読書]月に6冊のペースで、ビジネス書を読む

ビジネス書しか読まないという川田さん。中でも経営に役立つ本が多い

読む本はすべてビジネス書です。最近読んで面白かったものは、行動経済学研究の第一人者であるアリエリーの著書『予想通りに不合理』。読む本は、どうしても海外の著者の翻訳本が多くなってしまいますが、ユニクロの生みの親である柳井正氏の著書『一生九敗』などのように、日本の経営者の独自の視点がわかる本も積極的に読むようにしています。雑誌は『日経ビジネス』『週刊ダイヤモンド』『ハーバード・ビジネス・レビュー』『週刊文春』など、経済誌を中心に月に30誌ほど目を通します。

2

[資格]MBA留学を考え、1年間英語学校に

資格は特に持っていません。27歳のときにMBA留学を考えたので、1年間英語学校に通っていたことはあります。TOEFL600点はすぐに超えたのですが、目標のハーバード大学の入学資格まではなかなか届かずにいたんです。そんなとき、メーカーの経営企画にヘッドハンティングされたので、実践で経営学を学ぶことにしました。同時に、アメリカのビジネススクールの経営学理論を独学で習得。『企業戦略論』(バーニー著)はビジネススクールで実際に使われている教科書です。年に1度は読み返して、経営学の原理原則を頭に叩き込んでいます。

3

[移動時間]飛行機の移動時間は、課題解決案の作成に利用

週2回、地方や海外に出張しています。移動時間は情報のインプットとアウトプットに充てています。情報収集は機内に置いてある新聞を読むこと。日本経済新聞は自宅で購読しているので、日経産業新聞やスポーツ紙など、普段読まない新聞に目を通すようにしています。それ以外の時間は、投資先企業の課題解決案作成、著書のネタ作り。飛行機に乗っているときだけでなく、ラウンジでの待ち時間、タクシーでの移動中、歩いているときでも常に課題解決案を考え、浮かんだアイディアはすぐに携帯に打ち込み、自分宛てにメールしておきます。

4

[スポーツ]月に2回、フットサルに参加

高校の同級生を中心に構成しているフットサルチームに属しています。私は24時間、任されている会社の課題解決が頭から離れないのですが、フットサルをやっているときは、脳が活性化するのか、いいアイディアが浮かぶことが多い。思いついたらすかさずコートの外に出て、やはり自分宛てにメールします。キーワードだけでも打っておくと役に立ちますよ。後は、職業がらタクシー乗り放題なのですが、最近は目的地の手前で降りて、30分ほど歩くようにしています。わざわざスポーツクラブにいかなくともメタボ対策ができます。

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[人脈づくり]一緒に仕事をした人を大切にする

異業種交流会などに参加して無理やり人脈を広げることはしていません。仕事などで「一緒に何かを成し遂げた共通認識」がないと、信頼関係が生まれないと考えるからです。そのため社内外を問わず、一度でも仕事をしたことのある人との関係をすごく大切にしています。業界を超えて数回転職していますので、そのつながりだけでかなりの人脈ができ上がっているんです。コツは「派閥を問わず付き合うこと」「取引先から感謝される関係を築くこと」「(飲み会など)誘われたら断らないこと」でしょうか。

6

[副業]すきま時間を利用し、原稿を執筆

経営に関する本を1冊出版しました。夏までにもう1冊、今度は業界のウラ話的なものを出版する予定なので、過去の仕事内容を振り返りネタを考えています。原稿執筆の時間をまとめて取ろうとすると大変なので、常にノートパソコンを持ち歩き、空港のラウンジなど、すきま時間を活用しています。原稿を書くという作業は、これまでの仕事の棚卸にもなり、発見が多い。今の仕事にもとても活きるのでおススメです。また、大学時代の先輩が母校の准教授になっているので、そのクラスで年に数回講義をしています。内容は経営に関することやキャリアに関すること。人に教えることで頭が整理されますので、この時間も貴重です。

<1000万円プレイヤーになるには>

――35歳で2500万円ということは、20代ですでに1000万円プレイヤーですか?

はい。年収1000万円を超えたのは20代後半です。コンサルティングファームは激務ですからね。残業も多かった。深夜いつまでも会社に張り付いている生活でしたね。ただそんな生活をずっと続けるわけにはいきません。家族もできましたしね。30代になってからは、すきま時間をうまく利用して仕事を片づけ、意識して会社にいる時間を減らすようにしました。睡眠時間も、20代は3、4時間でしたが、今は6時間。土日は必ず休んで、家族と過ごす時間を確保しています。

――会社にいる時間は減っても、年収は上がっていったのですか?

経営企画という確立したスキルを武器に、コンサルティングファームから、メーカーの経営企画、投資会社のファンドマネージャーと、転職を重ねることで年収はアップしていきました。現在の仕事では、年収2500万円というのは最低保証額で、投資先からのキャピタルゲインを入れると倍以上になる年もあります。

――ということは年収5000万円!? どうしたら、そんな高額所得者になれるのでしょう。

若い人によくいうのは、「本業をおろそかにしないこと」です。目の前の仕事に対し常に120%の力で取り組むこと。20代のころは、生きるのに必死でした。来る日も来る日も、一瞬一瞬が勝負、という張りつめた状況にいたわけです。「仕事で成果を挙げること」を常に考えている状態ですね。でも、コンスタントに成果を出すことで、いろんな人から信頼されるようになったし、経営戦略という揺るぎないスキルを身につけることができた。「結果を出さないと発言権はない」。私は常にそう思ってきたんです。年収が低いとか、面白い仕事をさせてもらえないとかグチを言う前に、「自分は会社の役に立っているか」、これをもう一度考えてみるといいと思います。本業で成果を出している人を世間は見逃しません。転職先を探さなくとも、向こうから話がやってきますよ。

まとめ
まずは本業に120%の力で取り組むこと。そこからチャンスが広がる

情報をアウトプットするという作業を通じて、物事を整理し本質を見つめ直すことができます。
自分の市場価値を知る上でも、自分自身を見つめ直すことはとても大切。あなたもリクナビNEXTスカウトに登録して、自身のキャリアの棚卸しをしてみませんか?

[CASE.3] 監査スペシャリスト/谷口史朗さん(45歳、仮名)

年収
1200万円
●ヘッドハンティング経験/あり(昨年12月、メーカーから監査役として年収1500万円でオファー) ●最終学歴/大学卒(文系) ●家族構成/妻。子ども2人 ●転職経験/なし ●プロフィール/大学卒業後、大手メーカーに就職。12年間経理に携わり、34歳で監査部に異動。以後約10年間、監査スペシャリストとして活躍。

1000万円プレイヤー!谷口さんの自己投資術はこれだ!

1

[読書]派閥争いに疲れたとき、読書で心を癒やす

谷口さんの本棚は海外のビジネス本が多い

ビジネス書を中心に、月に5、6冊読みます。実は、30歳後半、派閥争いで疲れた時期がありまして。そのときに出会ったのが『夢をかなえる一番よい方法』という本です。「Microsoft Word」の開発者リチャード・ブロディによる人生訓なのですが、人生に迷ったとき、ぜひ読んでほしい一冊ですね。経理という仕事がら、社外の人間関係を築きづらかったのですが、この本を読んでから意識して外の世界に出るようになりました。1000万円プレイヤーになれたのも、この本のおかげです。

2

[資格]実務に沿っていないと資格は意味がない

不安だからとやみくもに資格を取得しても意味がないと思います。私は、仕事で使えるものだけを選んで取得してきました。経理に一番役立つのは簿記ですが、学生時代に簿記2級を取得していましたので、社会人になってからは、BATIC(国際会計検定)のAM(アカウンティングマネージャー)レベルを手始めに、35歳で経営品質認定アセッサー、42歳でCIA(公認内部監査人)を取得しました。

3

[人脈]夜間の大学院に通い、多くの知識人と交流

39歳から2年間、国内の夜間大学院に通い、MBAを所得。通学は夜間に週3回、および土日です。2年で300万円学費がかかりましたが、クラスには上場企業の役員クラスの人たちが多く、刺激を受けました。いまだにメンターとなっている重要な出会いもありました。また、CIA(公認内部監査人)のフォーラム、会員向けのセミナーにも週に1度のペースで積極的に参加。レポートを作成し、地方で開催される学会に発表しに行くこともあります。

4

[副業]中小企業と関わり、社会勉強

経営品質認定アセッサーおよびMBAを持っている関係で、中小企業に対し経営のアドバイスをしています。これだけで、200万円前後の副収入になっています。クライアントの社長に「一晩で50万円」なんていう、銀座のクラブに連れて行ってもらうこともあり、社会勉強にもなりますね。また、中小企業の仕事の進め方は、大企業とは全く違っていて、とても刺激的です。

<1000万円プレイヤーになるには>

――ずいぶん資格を活用されてますね。

資格は持っているだけでは意味がありません。どんな難関資格だって、持っているだけでその人の市場価値が上がる、なんてものはないでしょう? 「活用して初めて、資格は活きる」んです。資格を取得したら、まずは「かかった費用を取り返すまで活用する」ことを心がけましょう。そうすれば、新しい道が開けてきますよ。

――副業で200万円も稼いでいるなら、独立してもいいのでは?

リストラされても仕事に困らない自信はあります。でも、会社員でいられる限り、そのメリットを享受していたい。意外と無関心な人が多いのですが、社内の資格取得補助制度やセミナーなど、福利厚生を積極的に利用すべきだと思います。会社には、「寄りかからないけど、積極的に利用」する。それが賢い会社員の姿ではないでしょうか。

まとめ
資格は、取得しただけでは意味がない。使ってこそ生きるのだ。

目的を明確にし、必要なものを見極めて行動するのが成功への近道。自分に必要なスキル・経験は一体何なのかを考えることが重要です。リクナビNEXTスカウトなら、自分の強みや市場価値、企業がどんなスキル・経験を重視しているのかがわかります。

[CASE.4] 経営企画、事業開発/三島陽一さん(33歳、仮名)

年収
1300万円
●ヘッドハンティング経験/あり(今年2月に1800万円で、アミューズメント会社よりオファー) ●最終学歴/大学卒(理系) ●家族構成/妻。子ども1人 ●転職経験/1回●プロフィール/大学卒業後、戦略系コンサルタント会社に就職。その後25歳のとき、富裕層向けのレストランを展開する外食産業に経営企画および事業開発として就職。現在は経営陣のひとりとして活躍中。

1000万円プレイヤー!三島さんの自己投資術はこれだ!

1

[読書]真の国際人となるために、歴史小説を乱読

通勤時間に歴史書を読む三島さん。文庫は便利

最近、中国や韓国の富裕層向けに出店を始めました。そのためアジア諸国の人たちと話をする機会が増えたんですが、自分が自国の歴史を知らないことを痛感して。仕事で関わる人のなかには反日感情を持っている人もいるのに、彼らがなぜそういう考えを持つのか、今まで知らないで過ごしてきた。彼らと話すうちに「国際人になるということは、日本を知ること」なんだと気付いたわけです。そこで、1時間の通勤時間を利用して、歴史小説を乱読しています。太平洋戦争を舞台にした小説をよく読みますが、司馬遼太郎『竜馬がゆく』、山崎豊子『沈まぬ太陽』なども面白かったです。その他は、現代思想を理解するために雑誌『文藝春秋』にも目を通します。

2

[情報収集]人気店には足を運んで、自分の目でチェックする

富裕層向けの事業開発をする上で、2つの視点を大切にしています。1つは「日本にまだ入っていない極上のサービス」。もう1つは「今、日本で流行っているサービス」。前者を知るために、年に1度のペースで海外に赴き、情報収集をしています。例えば、ニューヨークの一番いいホテルのペントハウスに宿泊したり、南イタリアの断崖にあるレストランで食事をしたりといったことです。そこでの経験がコンセプトの柱となるわけですが、一方で、多くの消費者が現在どういったものを求めているのか、それを分析しておく必要もある。そのために、イタリアン外食チェーンの「サイゼリア」やラーメンチェーンの「餃子の王将」など、客単価の低い人気店にもまめに足を運んでいます。忙しくとも、「人が集まっているところには、とりあえず入ってみる」。この精神が大事ですね。

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[住居]逗子の一軒家に住み、「遊び心」を学ぶ

数年前に、都内から逗子の戸建てに引越ました。歩いて3分で海に行けるという環境もさることながら、こだわりを持って生きている逗子の人々と知り合いになれたことが大きいですね。戸建てだからか、地域のコミュニティにも頻繁に参加でき、休日には近所の人たちとバーベキュー大会を催したりして楽しんでいます。心に余裕がある人たちから、「遊び心」を教わりました。

4

[休日]予定をぎゅうぎゅうに詰めて、2日分遊んだ気になる

実は、週に1日しか休みがないんです。夜も遅いので、自由になる時間はあまりない。ですから休日は予定を詰められるだけ詰めて、ボーっと過ごさないようにしています。例えば、朝早く起きてゴルフをした後、新しくできたショッピングモールに寄って買い物して、その後、流行りのレストランに出向くなど、かなりの強行軍(笑)。気を抜くと際限なくダラダラしてしまうので、あえて空いた時間を作らないようにしています。週休1日でも、人の2倍いろんなことをすれば、2日間遊んだ気分になれますよ。

5

[スポーツ]基礎体力を落とさないように、駅までランニング

中学校で陸上、高校、大学でサッカーをやっていたので、基礎体力には自信があります。今は、スポーツといえるものは、月に1度のゴルフや地域の運動会に参加する程度ですが、ランニング代わりに自宅から駅まで走る、駅ではエスカレーターを使わず階段を上るなど、日常のささいなことで体を動かして、筋力が落ちないよう気を配っています。

<1000万円プレイヤーになるには>

――学校には通っていないとのことですが、経営企画はどこで学んだのでしょうか。

3年間、戦略系コンサルタント会社にいたので、そこでみっちりと理論的なことは学びました。ただ、そこで学んだのはあくまで理論で、今の会社に転職した後、失敗を重ねながら実践で覚えていきました。

――理論と実践では違いますか。

全然違いますね。座学で勉強しただけで「マーケティングができます」という人がいますが、そういう人は頭でっかちで使えない人が多い。本を読んでもそれを仕事で使わなければ意味がないんです。「分析は失敗してからしろ」。部下によくいう言葉です。

――市場価値が高い人とは、どういう人でしょう。

とにかく動ける人。動きながら考えられる人です。当社だけでなく、どこの業界でも求められる資質だと思いますよ。腰が重い人、失敗を恐れてなかなか仕事に手をつけられない人は、「仕事を詰め込めるだけ詰め込んでみる」といいと思います。自分にとってのプライオリティがはっきりするし、行動力も身につく。精神力も鍛えられますよ。

まとめ
仕事も遊びも、詰め込めるだけ、詰め込んでみる。その先に新しい自分がいる

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EDIT&WRITING
高嶋千帆子
ILLUST
山田吉彦
DESIGN
Mac.H GraphicArts

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